「5年先の準備」

代表取締役 藤岡 秀和

成長している企業は・・・
中小企業の多くは日々の業務に追われ、目先の業務遂行で目一杯になっているケースが多く、まさしく当社もその1社で、営業担当2.5人で同時受注約50~70件の案件に取り組んでいます。一方、成長する企業は、日々の業務をしながら、3年先、5年先のことを同時並行で行っており、勉強会やセミナー、人間関係や協力体制づくりと、1円にもならない先行投資にも力を注いでいます。

頭ではわかっていても取り組めない現実・・・
当社にも商工会議所をはじめ、様々なところから勉強会やセミナーの案内のDMやFAXが届きます。その内容を見ると、「3年先の準備が将来の力」、「勝ち組は先を見通す力がある」等々、やはり将来の準備が企業の安定継続に不可欠であるような内容のものが多く、私自身も気持ち的にはその通りであるという認識から、その案内を捨てることはせず一段落したら見ようとファイリングはするものの、どうしても余裕がなくいつしか資源ゴミになってしまっています。

自分自身との約束
しかし、それでは様々な社会や経済状況の変化には対応できないため、全社員がその準備に向けた行動をすることはできませんが、少なくとも代表である私はその準備に向けた動きをすることを自分自身との約束にして、今期(2014年5月)から取り組んでいます。
コンパス社では一昨年、デザイン印刷中心であった業務をWEB制作事業に大きく舵をきり、約2年かけてその体制をつくりあげてきました。また、昨年からはサイン事業にも力を入れ、現在では大手住宅メーカー様のサイン制作を定期的に受けさせていただくようになり、その関連事業拡大の為の準備、並びに新たなチャレンジ案件にも取り組み始めました。
デザインコンパス社では単なる「制作プロダクション」ではなく、念願の教育事業に着手すべく、試行錯誤を繰り返し、現在は来年の4月開校(開講)を目指し、鋭意準備をすすめております。
最後にエコ・コンパス社では、創業以来取り組んでいる逆浸透膜浄水器事業はある程度形となり、製品や技術提供はスムーズに行えるため、新たな商品開発に力を入れております。現在でも取り扱い商品が数種類ありますが、基本的にエコ・コンパス社はメーカーではなく販売ネットワークや販売力を活かした販売代理店としての位置であるからこそ、「トライ&エラー」を繰り返しながら、お客様に役立つ商品を提供していきたいと考えております。