名刺のサイズに隠された○○○

名刺を渡す男性

弊社では、これまでにも多くのお客様の名刺を作らさせて頂きました。ご存知の方も多いかと思いますが、最もポピュラーな名刺のサイズは91mm×55mmです。このサイズの起源としては、諸説ありますが、1854年に、フランスのデイストリという写真家が特許を取得した写真付名刺のサイズに近く、胸ポケットに折らずに入れられる大きさということで決められたとも言われています。そして、この名刺のサイズの縦横の比率は、1:1.654でほぼ黄金比となっています。「黄金比」とは、縦横の比率が1:1.618で、古代ギリシャ、ローマ時代から使われてきた、人が美しさを感じるバランス比率のことです。この黄金比ですが、私たちは印刷物を作る際に、少しでも見る人にストレスがかからないよう、意図的に使っています。写真のレイアウトに制限がない時などは、この比率に近くトリミングすることは頻繁にあります。デザインは伝えることももちろん大事ですが、ちょっとした工夫を混ぜて、見る人にストレスがかからないよう仕上げていくことも大切だと思っています。

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