仮面ライダーに学ぶ

 私が幼い時代から今も続く「ヒーローシリーズ」。最近、日曜日の朝ともなると子どもと一緒に「仮面ライダーダブル」を見ています。仮面ライダーの変身の仕方は時代を反映しており、今はUSBメモリーを使って変身して、さらにベルトに別の種類のメモリを入れると様々な特殊能力を発揮します。テレビを見ながら子どもは横でおもちゃを使って変身の真似をしています。最近今までの通常の変身に加えて、さらに別のアイテムを使ってパワーアップするようになりました。子どもは大興奮、そして番組の後に流れるそのおもちゃのCM、買い物で出掛けた先で既にその商品が並んでいました(その時は買いませんでしたが)。ヒーローは時代が変わっても子どもたちのあこがれで、そのおもちゃを欲しがるのは自然なニーズです。テレビの中にはもちろん「ストーリー」がありますが、関連グッズを販売するためにも「ストーリー(戦略)」が事細かく考えられています。今のおもちゃは昔に比べて、オプションで別売りや、シリーズで集める商品が多くあります。「集めたい」という心理からトータルでの購入額は上がります。おもちゃで育った私たち世代の大人も一緒になってその「ストーリー(戦略)」の演者(購入者)になっているんです。