ターゲット限定でインパクトを与える

 『大人のキリンレモン』という商品が発売され、ネーミングの通り大人に売れ行きが好調のようです。これまでの「キリンレモン」はどちらかと言えば子どもや家族みんなで飲める炭酸飲料として販売されていましたが、「キリンレモン=子ども・家族」というイメージが払拭されました。
 また、『コカ・コーラ ゼロフリー」に関しては商品名に「オトナ」という文字は見られないものの、商品コンセプトを見てみると「オトナが帰宅して、解放された夜の時間帯にゆっくり飲む」ということで、広告にも「オトナの コカ・コーラ ゼロフリー」というコピーがあるほか「オトナ」という文字が頻繁にでてきます。
 「商品を選ぶのは消費者」ですが、最近ではこのようにターゲットを限定したマーケティングが重要になっています。
 この手法ではターゲット以外の人には、興味を持たれませんが、ターゲットにはより強く働きかけることができます。前述の2つの例で言えば「オトナ」という文字が他のコピーよりもインパクトがあり、記憶に残ります。
 多くの人に興味を持たれるような広告を作ろうとすると、かえってインパクトがなくなってしまいます。広告を作成する時には、まずターゲットを絞ることが大切で、そこに向けてビジュアルやコピーを練り「私のことかも…」と思わせることが大切です。

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