省エネ診断
前回紹介させていただいた「一般社団法人低炭素推進協会神奈川」の活動(事業)内容のひとつに「省エネ診断」があります。これは年間を通し10~20社程度の中小企業のエネルギー使用状況を診断し、省エネ対策を施すことによってCO2削減につなげると共に、電気代等のエネルギーコスト(経費)も削減させることを目的としています。
当社も受診
この協会が省エネ診断を開始した際、当社はエネルギーをさほど使用する業種ではないため、省エネ診断の該当外と考えていましたが、私自身が協会役員でもありますので、まず自社がどの程度省エネが可能なのかを知るために、診断を行ってみました。当社のエネルギー使用状況は電気のみで、エアコン、パソコン関連、室内灯が主な使途です。
驚きの結果
当社は日々の仕事内容にさほど変化がないため、年末年始のように一斉に全員が長期の休みでない限り、ほぼ毎月一定の電気使用量です。現在、人員が6名、パソコンが9台稼働しています。まずは室内灯を精査して30本から18本にしました。また、ウィルス対策や自動バックアップのため、従来パソコンは24時間電源を入れたまま(スリープモード等)でしたが、業務終了後は電源を落とし、さらに付属で接続されている周辺機器もスイッチ付のタップで元から全てOFFにすることを社内ルールにしました。また3名の営業担当は外出する際にパソコンの電源はOFFにすることにしました。その結果、毎月従量で平均900kwhを使用していた電気量が9月は567kwh(約37%削減)、10月は515kwh(約42%削減)と、電気料は値上がっため正確な金額がわかりませんが、値上げ前で試算すると月額10,000円程度、値上がり後だと月額7,500円程度の削減に成功しました。いずれにせよ、わずかな意識改善で年間約100,000円もの節約になります。当社のようにパソコンを主に使用するスタイルの中小企業が数多くあります。設備投資などの費用をかけずに運用改善だけで省エネ=CO2削減=経費削減を達成できますので、ぜひ皆様も取り組んでみてください。
※低炭素推進協会神奈川は厚木市市民協働事業に採択され、無料省エネ診断を行っています。是非お問い合わせください。
代表取締役 藤岡秀和