■「不相当な境遇にいる方の力になりたい」
高校3年生の時に、漠然と弁護士という職業に憧れがあり法学部を受検しました。きっかけは、高校生の時に私の友人が学校から不相当な罰を受けていたことや、私方の祖母が認知症を患いながら苦境を過ごしていたことが大きく影響しています。本来あるべき程度に不相当な境遇にいる方々の力になれればと考え、法律的な知識を身につけようと思ったのがはじまりだったかもしれません。
大学に入り1、2年生の頃はほとんど勉強もしていなかったのですが、神奈川若者サポートステーションという色んな事情で義務教育を受けられなかった大人に義務教育レベルの勉強を教えるというアルバイトをしていた際、自分より遥かに年上の方が何の外聞もなく必死に義務教育レベルの掛け算だったり漢字だったりの勉強を欲している姿に感動し、初心に戻り「目の前の機会を掴み取る勇気」を思い出し、弁護士になるために勉強をするようになりました。
■「和を以って貴しとなす」
毎日1時間でも2時間でも勉強や仕事をすることに対して昔から苦はないのですが、この業界で仕事をすることは精神的な負担が大きいと感じています。弁護を依頼される方は、依頼した時点で既に通常の状態ではなく「トラブル」というマイナスを抱えています。そのため、ご依頼者様に対してそのマイナスをゼロにするだけでは現状維持と変わらないのです。そこで、少しでも今までより良い状態に戻ってもらえるよう、ご依頼者様の今後に向けて「和解」という前向きな解決が叶うように努めています。何が何でも勝訴すればいいということではなく、マイナスをゼロに、そしてゼロからプラスアルファの価値を見出すように、「和を以って貴しとなす」という日本人古来の精神に重きを置いた解決を目指しております。
■「古きに恩を感じて、新しきに到る」
仕事と別に厚木青年会議所に所属しており、来年50周年を迎えます。改めて今までの歴史を振り返り、そこから何をするか、何ができるかを考えております。50周年のテーマとして「温故知新と恩故到新」を掲げさせていただきました。「古きに恩を感じて新しきに到る」。時代を経ても変わらない、今まで諸先輩方が築き上げてきた厚木青年会議所の精神、かっこ良さ、意気込みなどをしっかりと受け継ぎ、その大切さをこれからの世代に引き継いでいくことこそ、今の現役メンバー、そして私の役割だと考えております。空に向かって力強く伸びていく竹の節目と同じように、50周年という節目は、過去50年の歴史を振り返る終点であると同時に将来50年に向けての起点でもありますので、51代理事長としてしっかりと1年間先導していきたいと思っています。
【会社情報】
三竹法律事務所
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