創業20年の重み

代表取締役 藤岡 秀和

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新規のお客様の悩み
ここ数ヶ月、当社のWEBサイトからの問い合わせの多くがWEBサイトの新規、もしくはリニューアルの相談案件で、またそのほとんどが現在取り引きをしている会社にある共通の不満や不安を持っていることがわかりました。不満の多くは「レスポンスが悪い」であり、お付き合い当初は一生懸命に取り組んでくれたのに最近はメールの返事すら催促しないと来ないという状況で、不安の多くは「聞いてもわからないことが多い」、「連絡がつかない」、「事務所に誰もいない」など、お客様が「この会社大丈夫かな?」と思うことがしばしばあるとのことです。

前者のレスポンスが悪いという制作会社は「釣った魚には餌をやらない」という営業主体の会社や、一人でやっていて手が回らないというケースが多く、また後者の「不安」の方は、業績悪化でスタッフが辞め次から次へと担当者が変わる(いわゆる倒産しそうな雰囲気)状況であったり、制作当時のスタッフは退職をしていて、さらに引継ぎもされていない為、現スタッフでは何も分からない。また「聞いてもわからないことが多い」という会社の多くは、社内に制作スタッフがいない営業ブローカー的な会社が多く、しかも創業5年未満の会社が多いことがわかりました。

「安価」という魔物に飛びついた結果
WEB制作業界は少し知識があり制作外注先さえあれば、ある意味簡単に創業できてしまうため、その手の会社が提供した安価を売りにしたサービスを過去に利用した方々が現在ことごとく頭を抱えています。全く同じもの(商品やサービス)であれば1円でも安価な方が良いというのは心理としてわかりますが、制作費用には直接費「制作費、営業費、サポート費」の他に、目に見えない費用「会社を今後も安定して維持していく費用=【安心】、常に最新の情報やシステムを学んだり取り入れる費用=【安全】、レスポンスよく対応できるように人員を整える=【便利】」などがあり、これは私たちWEB制作業界だけではなく、「建築業界」、「飲食店業界」等々、サービスという付加価値がある業種すべてに当てはまることだと思います。

勿論、その上で安価に提供するための企業努力はしなくてはなりませんが、「安価」という魔物に飛びついた結果、安物買いの銭失いのように最終的には余計な費用をかけなくてはならなくなったりします。

お客様の安心を日々追求
実際に問い合わせをいただいた企業に打ち合わせに行くと、最初に「御社は創業何年ですか?」と聞かれることが多く、聞き方こそ違うにせよ「どれくらいの経験がありますか?」ということから話が始まります。そこから、具体的な提供金額やサービス内容をお話しして、最終的には総合評価によって当社を選択していただく訳ですが、入口として創業20年というのは私たちの業界では本当に価値の高いことであります。

皆様にご愛顧いただき当社も来年創業20周年を迎えます。現在ではスタッフも10名になり、大手企業様からもお取引いただけるようになりましたが、日々スタッフと一緒に「もっと良い方法や仕組みはないか?」を追求しております。今後もお客様の安心の為に可能な限りチャレンジをしてまいりますのでご要望等ございましたら何なりとお申し付けください。