地方都市攻めるなら勉強せよ

代表取締役 藤岡 秀和

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売り込みとはわからない最近の営業電話
最近、私宛てに頻繁にかかってくる営業電話にはある特徴があります。それはWEBサイト制作において、数多くの案件を抱え自社では作りきれないので、外注としてお手伝い頂きたいという内容のものと、WEBサイト制作のポータルサイト的な会社からお客様を紹介したいという内容のもので、何かを買って欲しいという「営業電話」ではなく、逆に仕事をいただける雰囲気をかもしだし、ついつい話を聞きたくなるような内容でかかってきます。

結局営業でハードルが高い
しかし、それは話を聞いてもらうための入口に過ぎず、最終的には営業コンテンツがしっかり用意されています。その電話では決して内容には触れず、とにかくアポイントを取ることが主たる目的の電話の為、終始こちらの興味をひくような話で会う約束をとりつけてきます。私は2社その種の会社の営業の方とお会いしましたが、どちらの会社も似たりよったりのシステムで、要はお客様を紹介してもらうためには会員(毎月15~20万円程度)にならなくてはならず、たとえ会員になったとしても営業保証はなく、さらに引き合い後の成約率も信用ならない数字であるため、どう考えても地方都市の中小企業には難しい内容のものでありました。

お客様のお役に立てば売上は上がる
その手の電話営業をしかけてくるのは売上優先のベンチャー企業で、実際会ってみると実は・・・という内容のものが多く、しかもそのサービス内容が地方都市の市場を勉強していないためニーズにマッチしておらず、大手有名企業が株主の会社にしてはあまりにお粗末であります。世の中には素晴らしい事業を行っているベンチャー企業も数多くあるのにもかかわらず、その種のベンチャー企業の新入社員研修のような営業電話のせいで、影響を受けている優良ベンチャー企業も少なくはないと思われます。

直近では「お客様を紹介したい!それで本日中にOKをしてくれたら紹介します!」という考える時間を相手に与えない戦法の電話があり、その会社のシステムを調べたところ、紹介するだけで1件数万円、それで成約したら5%~15%の手数料と、相見積もりにかけられていても1件紹介してもらうために数万円支払わなくてはならないという新手の手法!悲しいのはその手の会社のほとんどがお客様の役にたつことが第1目標ではなく、用意された仕組み(商品やサービス)の中で売上をあげることが第1目標になっていることです。当社は来年創業20年を迎え、まだまだ充分なサービス提供ができてはおりませんが、「お客様の役にたちたい」という思いは一度もぶれたことはありません。6月より新しくデザイナー(役員)も増員し、さらにパワーアップしたコンパスで皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。