株式会社ベルテックス
(マンションの配水管洗浄等)
代表取締役 佐瀬? 力 様
■地道に真面目が大切
社会人のスタートは設備関係の会社の営業でした。何年か経った頃、独立して自分の力を試したいと、思いきって2000年に今までの業種で起業しました。しかし、現実はそんなにあまくなく、苦労の日々が続きました。半年くらい経った頃、弟が会社に加わり重量物搬入据付の事業を開始。すぐに大きな仕事は入りませんでしたが、とにかく地道に真面目に仕事をしていると少しずつ軌道に乗りはじめました。会社という看板が無くなってから、その気持ちが大切だと心から実感しました。
■できないと言われていることがあると燃える
高層マンションの浄化タンクを搬入据付作業をしている時に、ディスポーザーの排水管がつまって困っているというメーカーの方から相談をうけ、自分たちが何とか解決したいと研究を始めたのが洗浄業務がスタートするきっかけでした。
通常の仕事が終わってから、兄弟で試行錯誤しながら実験と改良の日々が続き、元々専門で勉強していたわけでもない機械好きの兄弟が独学で1年ほどかかりましたが、ようやく今の工法を完成させることができました。最初の頃は認知してもらうのに苦労しましたが、原点にかえり地道に活動を続けたことで、ここ数年は当社のメイン業務になりつつある位までになりました。その後も現場で何か困っている問題があると「何とかしたい魂」に火がつき、洗濯機の洗浄や、配管の先まで調査できるカメラなど、色々なアイテムがうまれています。少しずつ会社が大きくなってきた今、技術はもちろんのことサービス業としてサービスの向上を強く意識しています。挨拶や身だしなみ、言葉遣い、清掃業として現場をきれいにして帰るなど、基本的なことを確実にできるようにスタッフに言い続けています。
■将来の目標
日々感じていることは「儲からないと『やれない』『やらない』というのがビジネスの世界」で、その考えが優しい社会の発展の妨げになっているということです。高齢化社会が確実に進む今後、今まで培った重量屋としてのノウハウと問題を解決したいという魂で、ビジネスとは別に我々だからこそできることで社会に貢献していきたいと考えています。
研究熱心で行動力のある佐瀬社長にはいつも感心します。今後の目標である社会貢献も企業がPRのために行なう言葉だけのものではなく、心の底からのボランティア精神と、持ち前の行動力で既に活動を始めたようです。 (吉竹)
【企業情報】 株式会社ベルテックス
〒250-0013 神奈川県小田原市南町3-8-26
http://www.beltex.co.jp/