元気な人物クローズアップ(16)安立 修様

Vol56_photo2株式会社秋桜
(保育園コスモス)
代表取締役 安立 修様

“ものづくり”から“ひとづくり”の魅力
建築士として設計事務所をやってきましたが、保育士の仕事をずっとやってきた妻が子育ても一段落して「また子どもに携わる仕事がしたい」ということから平成7年にベビーシッターの派遣業務を始めました。ところが子どもを預けたいというご要望が多く、託児所を開設することになり、しばらくして2箇所あった託児所を統一し、平成15年に現在の場所で認定保育施設となりました。最初は保育業界の仕事に乗り気ではなかった私も、子どもたちの屈託のない笑顔や純粋な心に触れるうちにすっかりこの仕事に生きがいを感じるようになりました。

楽しい職場環境を一緒につくろう
もちろん生きがいや楽しさだけで経営ができるわけではなく、定員割れになっていた頃もあり、パートさんにも勤務時間を調整してもらったりして苦労をかけてしまいました。
スタッフに常に言っているのは「楽しい職場環境を一緒に作ろう」ということです。保育の現場に関してはプロである妻に任せていますが、私ができることは環境作りです。人と関わる仕事ではそこで働く人間がまず楽しいと思わないとその気持ちが相手(=子ども)にも伝わります。保育という仕事は人間形成において重要な時期に接するという大きな責任があります。私たちの思い、熱意はきっと子どもたちに伝わります。子どもたちが大きくなって、楽しかったことも、叱られたことも思い出してくれて、またその思いを次の世代に伝えてくれるといいなと常に思っています。

今後の夢
ここに至るまで地域の人や知人、そして家族とまわりの人に支えられ、助けてもらいました。もちろん悩みや不安はたくさんありますが、自分たちが今こうして幸せに毎日過ごしていられることに感謝し少しでも地域の為に何かできればと考えています。子ども不足や高齢化社会が叫ばれている世の中ですが、だからこそ地域、多世代のコミュニティを大切にし、子どもと高齢者が共生できるような場をつくりたいと考えています。近い将来、その夢が形として実現できるようこれからも日々精進していきたいと思います。

今回はご夫婦にお話しを聞かせてもらいましたが、ご夫婦で苦労も夢も共有されていてお互い最高のパートナーとして本当に幸せそうな感じが伝わりました。 (吉竹)

【企業情報】 株式会社秋桜 保育園コスモス(平成27年4月より認可保育所)
〒243-0038 神奈川県厚木市愛名31?12
http://n-cosmos.com/