「社内の思考体質改善」

お客様の独り言を形に

ぼんやりと考えていること

お客様との打ち合わせでよく見かける光景があります。それは、お客様の頭の中には実現したいことがぼんやりと浮かんではいるものの、なかなか口に出して説明ができない…。または私たちとの打ち合わせの中で、ヒントやきっかけを見つけ実現したいことが浮かんでくる…。本来、私たちの仕事はそのお客様の頭の中の「ぼんやり」を形にすることと、それを継続的にお客様のパートナーとして提案し続けることであり、それが当社の同業他社との一番の差別化でなくてはなりません。

現在は「進捗確認」 がほとんど

しかし現実は、抱えている仕事の件数が多いことを理由に、目の前の仕事を納めることに気をとられ、その「ぼんやり」を形にする提案を継続して行うことができていないのが現実です。
現在、当社では週一度の営業進捗会議で、現在受注している仕事の進捗を確認する会議をしております。その数は平均約80件(同時受注件数)、その案件ひとつひとつの進捗状況を営業・制作の両面から確認しております。約2時間の会議の大半をこの進捗確認に費やしており、提案という切り口の報告はプラスアルファの話題としては挙がりますが、どうしても「提案報告」という形式にはなっておりません。

今後は「提案確認」会議議題に

進捗を管理するのは当たり前で、それ以上のことをするのが仕事!それが当社にご依頼いただいているお客様への「サービス」でなくてはなりません。グループの株式会社ウイッツコミュ二ティのスローガンに「感動:期待通り=満足。期待以上=感動。期待以上の対応で感動を創る。」とあります。それは、当社が日々の忙しさの中でお客様に提供できていないことで、今後この感動を創っていくためには社内の体質改善をしていかなければならないと感じています。ますは従来の「進捗確認」の時聞を半分にし、残り半分を会議のコンテンツとして「提案確認」にすることで、従来のプラスアルファ感がなくなり、スタッフ一人ひとりがその認識を強め、いつしか習慣化することで、「お客様の独り言を形にし、それを継続して提案しできる企業」になっていけるのではないかと思っております。新しい体質になるまでは多少時間がかかりますが、一つずつしっかりと積み上げて参りますので、今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。

代表取締役 藤岡 秀和