新体制での決意

代表取締役 藤岡秀和

●3本の矢
 歴史上、良く知られている「3本の矢」の話は、戦国大名「毛利元就」が3人の子どもに残した言葉とされており、1本の矢では簡単に折れてしまう が、3本まとめると簡単には折れないことに例えて、3人の心をひとつにすることの大切さを教えたと伝えられています。誰もが知っている程の有名な 話ですが、この状況を実際につくり出すことは非常に難しいということをこの度実感しました。

●権限と責任
 当グループ3社の決算期は5月~4月であるため、新年度を迎えるにあたり4月はそれぞれ自らの事業計画を持ち寄り何度も論議を繰り返してきまし た。途中経過の事業計画を見ると「思いは強いが計画が弱い」、「会議の為に間に合わせで作っている」、「目標は立派だが中身が伴っていない」、 「絵に描いた餅」、「数字が甘い」等々、3人の責任者がとことんお互いが納得するまで考え抜いたり、論議をしたり、攻めあったり、認めあったりと いう形跡がなく、結果的にわかったことは、真の3本の矢になっていないということでした。3本の矢の意味はまさしく心ひとつにすること。それは 「甘え」や「妥協」をれぞれの責任者が無くし「目標」を共有すること。今回この極々一般的なことができていない現実を目の当たりにしました。
しかし、この状況を作ってしまったのはまさしく総責任者である私の不徳の致すところで、改めて自分自身を見つめ直すと同時に、まずは3人の責任者 に役員(経営者)としての「魂」に火をつけてもらい、これまでの困ったら社長ではなく、「権限」と「責任」の両方を全うしてもらう体制にしまし た。

●今期のグループ3社
 新体制の元、コンパスグループ3社は5月1日に新年度を迎えました。母体となる販促羅針盤「コンパス」(創業16年)は原点である広告宣伝・販 促分野において、お取引をいただいている857社(4/30現在)のお客様にWEBや印刷物を通してお役にたつこと。
 次に、前年度より新社長として完全独立採算となった創造羅針盤「デザインコンパス(代表取締役 藤原成理)」(創業8年)は、グラフィックデザインの専門会社として、質の高いデザインを提供すると同時にデザイン及び美術教育事業の立ち上げを目指す。
 最後に環境羅針盤「エコ・コンパス」(創業4年)は従来の逆浸透膜浄水器事業及び環境事業(エコ・ウォッシュの販売)に加え、新たな商品または 事業開発を実施する。それぞれ小さい規模ながら一生懸命にお客様の羅針盤(コンパス)としてお役にたてるよう努力してまいりますので、何卒ご指導 くださいますようお願いいたします。