日本社会は今・・・
株価の下落、円の急騰等々、現在日本社会は戦後最大の金融不安をむかえています。その煽りから中小企業にも大小様々な影響がでてきており、金融機関の貸し渋りや貸しはがしなどを始め、会社の存続までをも脅かす状況にまできているのが現状です。しかしこの状況は一部の専門家によると20~30年は続くとも予測されており、現状の危機を乗り越えた後の継続をも視野に入れた対策を施さない限り、存続が困難になってしまう可能性があります。
危機回避と同時に・・・
目先に危機が迫るとどうしても応急処置による回避に目が向き、本来行わなくてはいけない体質改善や根本を見なおすことに目が向かなくなります。しかし先述したように、今回の危機的社会状況は目先の困難を何とか回避しても不安状況は継続することが予測されていますので、同時に基本的な企業力を作っていくことにも目を向けていかなくてはなりません。
具体的には・・・
では、どんなことに目を向けたら良いのか・・・。それはそれぞれの企業の中 で、普段の忙しさや会社の体質でなかなか理想(本来すべきなのに出来ていないこと)に目が向いていなかったことをピックアップして、そのひとつ一つを改善していくことが大切です。顧客管理、営業体質の改善、代金回収の徹底、中長期事業計画とその遂行、社員教育、新規事業の企画等々、それぞれの会社で行うべきことは異なりますが、今こそ基本に立ち返って、社会情勢に流されない体力(企業力)をつけることが重要であると考えます。当社も前年度に比べて約20%程度売上が減少しておりますが、目の前の目標に立ち向かうと同時に、恒例の「日常業務をしない日=心のゆとり会議」では、夢を語り次なる可能性に向けてそれぞれがチャレンジしています。