デザインという仕事に関わっていると、それまで、何でもなかったものが、宝の山に見えてきます。
ひとたび街中に出れば、多くのものが刺激的で、衝撃を受けます。例えば、電車の中吊り広告、駅構内のポスターや看板、街中の店舗の存在、美術館、お菓子の箱、中でも雑誌は宝庫です。自分が惹きつけられたものや、人が目を留めているものは携帯のカメラやデジカメですぐに写真を撮って、自分なりに「何に惹きつけられたのか」分析してみます。仕事上で悩んだ時などに見返してみると思わぬヒントを得ることもあり、貴重な参考資料となっています。このように、見方を変えてみたり、立場が変わってみると、身近な所にヒントがたくさんあることに気付かされます。大切なのは、常にアンテナを立てて情報を受け入れる姿勢でいることで、それによって、宝の山を見つけられるような気がします。