私たち広告の仕事において「メッセージ」というのは重要な要素です。
商品やサービスのセールスポイントを受け手に伝わるようにキャッチコピーを考えたり、 イラスト1つにしても必ずそこには意味を持たせるということを考えています。私たちの役目はお客様の意図していること、伝えたい事を分かりやすく、端的に カタチにする事です。どうしても自分達の専門分野のことを人に伝えようとすると、専門用語を使ったり、大事な部分を省略したりして上手く伝わらなかったり します。だからこそ、そこに私たちの役目があり、お客様の意図を理解し、見たり聞いたりする人「素人」の立場で考え、広告を制作するようにしています。
ところで、最近ビジネスでもプライベートでも世代を問わずパソコンや携帯電話のメールで用件を済ませることが多くなっています。大変便利で、仕事でも無くてはならないツールです。ただ、気をつけないといけないのは、直接会って対話したり、声を聞いているわけではないので無表情で自分の伝えたいことが間違って捉えられたり、感情が無いがために誤解されたりということがあります。実は私も何度かそういう経験をしています…。
やはり大事なことは直接会って伝えたり、せめて電話で伝えるということをしないといけないと反省しました。相手に伝えたい「メッセージ」は相手の気持ちになって言葉を選んだり順序を作ったりすることが重要だと私は考えています。感動したり心に響くメッセージというのは、受け手にとっては、相手が自分のことを考えてくれているということが伝わった時に感動をしたり、または第三者にあったとしても送り手が受け手のことを本当に思っているんだということが伝わるから感動するんであろうと思います。相手に伝わらないということはそれは「メッセージ」ではなく単なる「伝言」です。これからも「伝わるメッセージ」ということを意識していこうと思っています。