少し前から話題の「東京ガールズコレクション」。簡単に言えば、10代、20代の女子のファッションショーなんですが、まず規模は代々木体育館を使って2万人を集めます。チケットはすぐに完売。ショー以外にタレントやアーティストなどゲストも来ます、ここまではそんなに驚くことはないんですが、このショーのすばらしい点は、目の前を歩くモデルやタレントが身につけている洋服やアクセサリーを携帯電話(携帯サイト)でその場で買えるということです。海外ブランドとは違って、若い女子に人気の国内ブランドのアイテムなので価格も洋服で8,000円とかお手頃で、リアルタイムに売れていくそうです。さらに、チケットが入手できず入場できなくてもWEBサイトで購入することができます。入場料だけ1億円近く、その他企業の協賛、ブースの出展費用などで同額くらい、そして商品の売上げ、1日のショーだけでかなりの経済効果です。売るターゲットに対して、売れる商品を売れる販売方法で売る、実に見事なマーケティングです。景気が悪いと嘆くのではなく、常にターゲットの分析と販売方法に工夫をして、何度も実践と改善を繰り返し「売れる仕組み」を確立していく事が大事だと感じます。