撮影開始について

約1年前より準備を重ねてまいりました、厚木市制施行70周年を記念する特別企画映画『キリコのタクト』の撮影が、去る8月15日よりいよいよスタートいたしました。私もこのプロジェクトにアソシエイトプロデューサーとして関わらせていただいており、微力ながら制作の一端を担っております。撮影初日には、主演を務める鈴木京香さんが厚木市役所を訪問され、山口市長に直接、撮影開始のご報告を行いました。この模様は、YouTubeリンクまたは右側のQRコードよりご覧いただけます。

撮影現場での様子

多忙な業務の合間を縫いながら、私もできる限り撮影現場に足を運び、現場の雰囲気や進行状況を肌で感じるようにしております。現場には、出演されている俳優の皆さまをはじめ、多くのエキストラの方々、そしてプロフェッショナルな制作スタッフなど、総勢50名以上の関係者が集い、それぞれの持ち場で真剣に業務に取り組んでおられます。連日の猛暑の中でも、皆が汗を流しながら、一つひとつのシーンを丁寧に撮影しており、その熱意と集中力にはただただ頭が下がる思いです。私自身、映画の撮影に携わるのは今回が初めての経験で、例えば10秒ほどの短いシーン(二言程度のセリフ)でも、リハーサルから本番に至るまで30分以上を費やして丁寧に撮影される光景を目の当たりにし、映画制作の奥深さと時間のかけ方に改めて驚かされています。撮影の進行状況によっては、1日かけても台本1ページ分すら進まない日もあり、作品づくりの大変さを実感しております。
俳優の皆さまの素晴らしさ
現場では、カメラが回っていない待機時間に俳優の皆さまが和やかに談笑されている場面も見受けられますが、ひとたびカチンコが鳴ると、その雰囲気が一変します。皆さん瞬時に役に入り込み、まるでその人物そのものになったかのような演技を見せてくださいます。セリフを一切噛むことなく流れるように芝居をこなす姿は、間近で見ると本当に圧巻で、まさにプロフェッショナルの凄みを感じさせられます。
この映画『キリコのタクト』は、2026年秋の公開を予定しており、全国の映画館でロードショーとして上映される運びとなっております。撮影は今月中旬まで続く予定ですので、引き続き私も現場に足を運び、少しでも支援できるよう努めてまいります。
代表取締役 藤岡 秀和