気になる広告(6)「無料試供品」と「低価格試供品」

女性にとって化粧品選びは楽しみでもあり一種の「賭け」のようなものでもあります。
 ここで、どれにするか決め手となるのが価格やネーミング、コピーの他に口コミや試供品の使い心地だったりします。
 この試供品ですが、ここ数年特に目立つのが「低価格のお試しセット」。これまでも無かったわけではありませんが、以前は「無料サンプル差し上げます」の方が多かったように思います。それが、「低価格でのお試し1回かぎり」が随分増えてきました。
 私の場合、サンプルを手にした後、無料のものは、だいたいすぐには使わず、出かける時用にとっておきます。その化粧品に切り替えたことはありません。
 それが、少額でも払うとなると、必ず説明文等も読み、すぐに試します。良かった場合には、実際に購入したものもあります。私のように「少しでもお金を払うと真剣にチェックする」傾向の方が多いことから「低価格でのお試しセット」が増えているのでしょう。
 他の業種やサービスでも、安易に
「無料」とするよりも、少額でも「有料」とし、「お試し」は1回のみと徹底することによって、双方が商品とより真剣に向き合い、その後の仕事につながる場合が多いのではないでしょうか。