ターゲットの明確化

●最近の求人事情
 先日ある勉強会に参加して、求人広告の現状と今後の対策を学びました。現在WEBではIndeed(インディード)が主流となっていて、いかにIndeedに誘導できるかが鍵となっているようで、その一方、紙媒体では各種専門求人誌とも堅調で、それだけ企業は人材を欲していると言う証拠であります。
 しかし、職種にもよりますが、求人誌に多額の費用を投じて広告を出してもなかなか人が集まらないのが現実で、勉強会に同席した飲食店(10店舗を運営)の人事責任者の話しでは、年間200~300万円程度求人誌に費用をかけているけど一向に人が集まらないとのことでした。

●全体を俯瞰する目
 今回参加した勉強会は自社のWEBサイトの求人ページをいかに充実させ人を集めるかを学ぶものでした。しかし、求人サイト拡充の費用は求人関連費用という認識ではなく、WEB関連費用として捉えられていることが多く、当社でも過去に求人にお困りのお客様に専用ページ(サイト)の制作をお勧めしたのですが、そこまでWEB費用をかけられないというお答えだったのを思い出しました。先日改めてそのお客様にお聞きすると、現在も求人誌に多額の費用を投じておられたので、その費用を含め、求人全体としてかかっている費用の一部として
WEB求人ページの充実を考えることにより、費用対効果が高く大幅な経費の削減につなげることが可能だということをお伝えしてきたところです。

●求人だけではなく
 具体的には、制作方法、ターゲット、キーワード、ポータルサイトの使い方など、詳細は書ききれませんが、求人にお困りでなおかつ求人誌にそれなりの費用をおかけの企業の方々にはとても有効な手段だと思います。
 講師いわく、まずはGoogleやYahooの検索で「会社名」と「求人」と入力して自社のWEBサイトの求人ページが広告表示を除いて1番に表示されない場合はすぐに手を入れる必要があるとのことです。
 ターゲットと言う切り口は求人に限ったことではありません。先日もWEB経由で横浜のある企業様から看板のご相談いただきましたが、看板設置の目的を尋ねたところ、「設置しなさいと言われただけなので、よく解りません」とのことでした。看板設置は、その看板を誰にどう見せたいかによって、サイズや地上からの高さや、盤面のデザインが決まってきます。
 総じて、広告は万人向けのものは効果が薄れてしまいがちで、しっかりとターゲットを絞り込み、その方々の心に響く内容のものを作り込んでこそ効果が表れるということを改めて今回の勉強会で痛感させられました。