2010年3月15日からパソコンで簡単にラジオが聴ける｢ＩＰサイマルラジオ｣(radiko=ラジコ)の実用化試験が配信されています。
在京民放ラジオ７局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVE)の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信されています。配信エリアは現在のところ東京、神奈川、千葉、埼玉です。ラジオ局は広告収入の減収に苦しむ中、独自にネットショッピングサイトを作ったり、ポットキャストなどで有料会員を増やしたりなど生き残りをかけて様々な取組みを行なっています。radikoというインターネット利用によってスポンサーとしては広告露出のメリットが増えますし、聴視者にとってはクリアな音声で聞けたり、WEBサイトからより多くの情報を得ることができるなどのメリットがあります。ラジオ局にとってはスポンサーと聴視者にメリットを感じてもらうことによって売上に結び付きます。ラジオの世界と同様にどの業界もインターネットの活用というのがますます重要になっています。成功するためのポイントは仕組みや利用方法が複雑ではなく、誰でも簡単に利用できる｢シンプル｣ということだと思います。
