SNSを活用した広報活動

SNSを活用するには

SNS広報活動

先日ある団体から「SNSを活用した広報活動」についてコラムの執筆依頼がありました。その団体に所属している複数の企業から相談があり、SNSを運用しても効果が出ないことが多く、その原因と対策を披露して欲しい、という要請でした。SNSの活用は企業の認知度向上や販売促進につながりますが、戦略を誤るとなかなか効果が上がりません。しっかりとポイントを捉えて取り組む必要があります。

SNS活用のポイント

  • 目標の設定
    SNSを活用する為にはまず具体的な目標の設定が肝腎です。例えば、商品(製品)やサービスの販売促進、知名度向上、顧客サービスの見直しや改善といった明確な目標をたてることにより、その後の戦略立案が的確かつ容易になります。
  • ターゲットユーザー(対象者)の選択
    「新規顧客」や「求職者」、年齢や性別など、ターゲットとなるユーザーの属性を絞り込み、これらのユーザーに最も効果的に情報発信できるSNSを選択することが重要です。
  • 情報の質と種類
    効果が出ない一番の理由は、ユーザーが欲しい情報が発信されていないことです。例えば求人を目的としているにもかかわらず、求職者に興味のない情報を発信していては効果が上がらないのは明白です。もとよりSNS上での発信内容は、ユーザーにとって魅力的なものでなくてはなりません。画像、動画、文章、イラスト等、様々なメディアで情報提供を行い、それぞれの効果を分析していくことをお勧めします。アンケートなど、ユーザーとの対話を促す双方向的な要素も取り入れるとより効果的です。
  • 発信スケジュールとレスポンス
    定期的かつ高頻度の発信も大切なポイントです。新鮮で有用な情報は、ユーザーの関心を引くことができます。さらに、ユーザーからのコメントや質問に対しては迅速に返信し、積極的にコミュニケーションを図ることにより、ユーザーに好印象を与えることができます。
  • データ分析と改善
    成果を測るために分析を行います。投稿の反応やフォロワー数、「いいね」の数などのデータと合わせて目標の達成度合や費用対効果を把握し、対策や改善点を検討して、次の広報活動に繋げていきます。

複合的な展開が必要

SNSのような外部のWebサービスは仕様変更が度々あり、将来的に提供終了となる可能性もあります。そのため、Web上の広報活動は単体のSNSによる施策に依存せず、公式ホームページなど他の媒体も合わせた複合的な展開が必要です。上記ポイントを参考に、自社の目標やニーズに合ったSNS戦略を構築してみてください。

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