書店に行くと
成長する企業、生き残る企業、繁盛店の特徴等々、一般的に言われている特徴や取り組み方が記されている本が数多くあります。しかし、その多くが大手企業の取り組みや、理論としての仕組みやシステムが書かれているものが多く、中小企業に当てはめるのが難しいような内容「体力(資金力や従業員数など)や取り巻く環境」のものが目立ちます。
25年の経験から
そこで、当社の25年間の経験の中で、成長している企業や繁盛しているお店を日頃のお取り引きの状況から分析してみました。2022年2月末現在で1644社(個人や団体も含む)のお取り引き実績があります。その98%が中小企業ですので、分析内容は理論やシステム的なことではないため、参考にしていただけると幸いです。但し、当社(私)目線での経験上のことですので、業種や歴史、状況(コロナ禍など)によりますので、あくまでも参考ということでご理解ください。
成長企業(繁盛店)は
当社のお取り引きは印刷物の制作やホームページの制作が主たる内容ですので、納品までの過程で打ち合わせや校正のやりとりが発生します。その中で成長している企業の対応にいくつか顕著な特徴があります。
- 対応が丁寧
社長をはじめ従業員の皆様がとても丁寧な対応をされます。言葉遣いはもちろんのこと感謝の気持ちが伝わってくる対応をしていただけます。 - 対応が早い(正確)
校正等をお出ししてからの反応(お答え)がとても早く、また社内コミニケーションがしっかりしており修正や変更が少ない為、短時間で業務が完了します。 - 依頼した業務に責任を持っていただける
例えば会社案内を制作すると仮定した場合、依頼を受けてデザイン編集を開始します。ところがお客様のご都合で業務が途中で中断するケースがあります。もちろん様々な理由があっての中断ですので再開していただければ問題ないのですがそのままにされるケースがありお蔵入りになります。
成長している企業の方々は決してそのようなことはせず、もしご都合で中断する場合はそれまでの費用を請求くださいと言っていただけます。 - 価格より費用対効果
成長している企業はお見積りを出した後に値引き交渉をしてきません。また安価に作るよりもむしろ費用対効果を目的としている為、予算をしっかり組んで、出来れば安くしたいではなく、実のある使い方を意識されています。 - 日々の10分の積み重ねができる
特にホームページの更新は日々の積み重ねがとても大切です。しかしパソコン業務への苦手意識や、忙しくて等の理由により日々10分で済む業務ができない会社が数多くあります。売上を伸ばしている会社はその日々の10分の作業を当たり前のようにされています。
上記のように当社目線での分析ですのでこれに当てはまらないから成長しない訳ではありませんが、四半世紀に渡る歴史の中の膨大な業務の分析結果ですのであながち間違いではないと思います。また上記と逆のことをされる企業はやはり衰退したり倒産されているケースが多いのも事実です。
人の振り見て我が振り直せではありませんが、当社もお取り引き相手の皆様にはしっかり対応したいと思います。